動物病院版: Google広告を自分で設定してみよう!(パート2)Googleの広告代理店から営業の電話がかかってきて、うんざりしていませんか?Google広告を自分たちで出している動物病院に向けて、よくある間違い5選(後半2つ)をお伝えします。よくある間違いの前半3つはこちらを参照ください。https://kiroql.co.jp/colums/axHGttKR-14.地域の設定5.クリック単価(CPC)を追ってしまう1.地域の設定動物病院の商圏範囲は、政令指定都市内であれば最大3キロ、それ以外の市町村であれば5キロ前後です。一部特例もあります。特例1)1ドクターだが2次診療に近い業態の動物病院※最近だと皮膚病に特化した動物病院や、エキゾチック専門の動物病院など特例2)地方で地域一番(1.5次診療)の動物病院必ず日本全土で広告が表示される設定になっていないかを確認してくださいね。日本全土で広告が表示されるようになっていた場合、10万くらいなら1日でなくなります。特例の場合は、動物病院の方で設定する広告宣伝費の予算に応じて設定してください。かなりマーケティングに力を入れている動物病院は、勤務医の先生が5名前後の1拠点の動物病院で月に150万以上広告費をかけているケースもある状況です。・現時点で事業が伸び悩んでいる・開業5年くらいして事業の伸びが落ち着いてきたなど事業を伸ばせるなら伸ばしたいと思われている方は、是非一度広告運用も試してみてください。2.クリック単価(CPC)を追ってしまうもしすでに広告を出稿されている方がおられたら、グーグル広告の管理画面をみていてください。CPC(1クリックあたりのコスト)が気になりませんか?CPCが低い(100円以下)と、良い広告運用だと思いますよね?ただそれは少し間違いです。一番みてほしい指標は、「一人の飼い主を獲得するために、どのくらいのお金を使ったか」です。計算方法としては、下記です。使った広告費 / HP経由で来院した患者数 = 〇〇円必ず、HP経由の新患が何名来たのかを毎月集計してその数字(例えば、新患70件のうち、50件がHP経由の新患だった)を把握し追っていってください。そうすることでパフォーマンスが低いとしても、原因を分析することができます。一人獲得コストですが、1次診療を中心とした動物病院の場合、5000円以内には抑えたいですね。5000円かけて、一人の飼い主様に来院していただいたとしてもLTV(ライフタイムバリュー)で考えると決して赤字にはなりません。ただ、むやみやたらに集客しても貴院とのミスマッチを発生するだけなのでどういう飼い主に対して、PRするのか。貴院がその地域で他の動物病院と違う点はどういったところなのか(既存飼い主に選ばれ続けている理由)など、自社の長所の把握も忘れずにお願いしますね!とりあえず私から言いたいことは、コロナ禍で事業の伸びが鈍化してきたなど思われている院長先生は一度グーグル広告を実施してみてください。皆様の少しでも参考になればと思います。2.自院の動物病院名「例.キロクル動物病院」を入れているもし広告をすでに出稿されている院長先生がおられたら、是非一度自分の動物病院名をGoogleで検索してみてください。対策キーワードに「例.キロクル動物病院」と入れていなくても表示されることがあるので注意が必要です。その場合は、除外キーワードに「例.キロクル動物病院」と入れていただく必要があります。なぜ広告を表示させないようにした方が良いかというと、新患者の可能性が低いためです。Google広告などで一番狙うべき飼い主は、転院を考えている飼い主がメインです。例.「アトピーが全然治らないんだけど、この地域だとどの動物病院に転院しよう」みたいな形で、転院を検討している飼い主に認知してもらうことが重要になります。優先順位としては、転院を考えて動物病院を探している方から認知してもらうように広告設定をしてください。3.広告文によくある間違いよく対応している診療科目を羅列している動物病院の広告を目にします。例.広告文「【診療科】一般・歯科・皮膚科 - 〇〇県〇〇市の動物病院」「【診療科】キロクル動物病院 - 予約優先制」これだとその動物病院の強みは全く伝わりません。出来るだけどんな悩みを抱えている飼い主に向けた広告なのかを明確にし、競合優位性を明記した広告を設定していただいた方が費用対効果が良いのでおすすめです。獣医療広告ガイドラインに則った広告文章にする必要があるので、そこもご注意ください。・全体的に外来数が伸び悩んでいる・広告を出稿してみたいんだけど、どうやったら良いの?少し見てもらい方がおられましたら、弊社の方でも無料相談を受けておりますので下記よりご相談ください。皆様の参考になりますと幸いです。