動物病院でLINE公式アカウントの運用方法について動物病院のLINE公式アカウントの運用時にどういったことに注意する必要があるのかをこちらに記載いたします。動物病院がLINE運用する際の注意点動物病院がLINE公式アカウントを運用する場合、大きく2点気をつける必要があります。それらの注意点をもとに動物病院の状況に合わせて運用していただければと思います。LINE運用の目的を明確にする多くの動物病院でLINEは双方向のコミュニケーションツールというより、一方通行型の情報発信ツールになっているのが現状です。しかし一方通行の情報発信のみだとどうしてもブロック率が上がってしまうのでそこをどのように解消するか設計しましょう。飼い主のニーズレベル別でLINE運用を考えてみましょう。レベル1:飼い主が診察を予約するまでの負担を軽減第一段階として大切なことは、リッチメニューをしっかり設定することです。もし読者の動物病院が何かしらの予約制度を実施されている場合は、その内容を設定することをお勧めします。Kiroql社の方で運用しているLINE公式アカウントの場合は、リッチメニュー(下記画像の下部にある黄色の背景部分)の占める割合を大きく設定しております。この辺りは、普段配信する内容に応じて調整が必要です。個人的には、全体の2割前後がリッチメニューになっているのが大手のLINE公式アカウントで多い印象です。リッチメニューの詳細はLINE社に掲載してある流れをご確認ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーー1.「リッチメニュー」とは「リッチメニュー」は、トーク画面下部(キーボードエリア)に固定で表示されるメニュー機能です。リッチメニューには、クーポンやショップカードなどのLINE公式アカウントの機能のほか、ECサイトや予約サイトなど、外部サイトへのリンクを設定できます。リッチメニューの機能とメリット、設定方法を動画で紹介します。動画を再生する(3:39)【アプリ版】動画を再生する(3:38)【Web版】リッチメニューの作成方法は下記マニュアルで詳しく紹介しています。リッチメニューを作成するーーーーーーーーーーーーーーーーーレベル2:期間限定のお得な情報を受け取りたいこれは、動物病院として定期的にイベントを実施している場合に有効です。ある動物病院では、毎週火曜日はフードの日(10%OFF)など決まった周期でイベントを実施しておりました。そういうケースでは、動物病院から案内を定期的に実施することは非常に大切です。他にも、メディカルトリミングも実施している動物病院の場合は、空きが出たタイミングでLINEに案内を送ったりしております。トリミングの動物病院によっては、予約が2ヶ月先まで埋まっているような状況も珍しくないためそういったケースでは非常に有効な配信です。他にも飼い主向けセミナーの案内や実際に作成したセミナー動画を案内として送ったりなど情報啓蒙ツールとして使うことで飼い主と密接に関わることができます。レベル3:時期ごとの注意点を知りたい季節の変わり目は体調を崩しやすくなっていたりしないでしょうか。どうしても猫ちゃんの場合、冬に泌尿系疾患が多くなりがちなので注意が必要な場合もあると思います。このように動物病院側から前もって情報発信をLINEで行っておくことで飼い主側も注意しながら生活してもらえるため、双方にとってメリットがあります。院内に掲示している季節ごとのPOP同様、動物病院でも双方向性の高いコミュニケーションが重要になります。レベル4:預けたペットの様子を知りたいここは、ペットホテルや入院などお預かりが発生した際に重要な内容です。どうしてもお預かりすると様子の報告などができた方が飼い主様の安心してくださり、継続して動物病院に通ってもらえるようになります。その際もLINEを活用することが大切です。現在の様子や食事をどうしているのかなど細かい情報を伝えてあげることで、飼い主の安心感にも繋がります。出来るだけただでさえ心細い飼い主への不安を和らげてあげれるようにしましょう。レベル5:ペットの容態の相談なども随時受け付けたい最後は少し時間がかかってしまう場合がありますが、ペットの容態相談をLINEなどでも実施してあげられると非常に良いです。動物病院によってはそのような対応を行っている動物病院もあり、相対的に飼い主満足度が高いです。場合によっては、歯磨きケアなど自宅でのやり方なども有料でも構いませんのでフォローできると非常に良いです。是非この辺りを参考に動物病院のLINE運用を実施してみていただければと思います。